中村うさぎ『美人になりたい』 パート4

中村うさぎさんの本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』からの抜粋パート4ですが、今回からはその中でも女性セブン2003年2月20日号に掲載された部分からの抜粋です。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート1
中村うさぎ『美人になりたい』 パート2
中村うさぎ『美人になりたい』 パート3

そんなワケで、ついに顔にメスまで入れてしまった中村うさぎ44歳、ただいまの心境はというと、「整形してよかった!」
これである。
このひと言に尽きる。
あんな変人であるが、高梨院長の腕は確かであった。
痛みもなかったし、たいして腫れなかったし、顔の神経がおかしくなったというような後遺症もなく、彼が言ったとおりに輪郭も引き締まってシャープになり、私としては大満足の仕上がりだ。
これもすべて、私と高梨院長の間に信頼関係があったからだと思う。
整形をする時、患者はある程度「自分の顔を手放して預ける」という心構えを迫られる。その心構えができていないうちに手術に踏み切ったら、何か不満が残った時に「先生が私の顔をこんなにした!」という恨みが残ってしまう。
そこには「自己責任」という意識が皆無である。
自分の顔を預けられる決意をした以上、「もし満足できなかったらどうする?」という問いかけを必ず自分にすべきではないか。
そして「大丈夫。この人になら預けてもいい」と納得できるまで、ドクターと何度も話し合うべきであるし、その際には「自分の顔をどうしたいか」どいうイメージを明確に持っていなければ話にならない。
とことん話し合い、どうしても話が合わないようなら(整形はセンスの問題でもあるので、ドクターと自分の美的感受性が一致しないのは大きな不安材料となる)わかってくれるドクターを捜していろんな病院でカウンセリングを受けまくる、というのもひとつの方法だ。
とにかく「見切り発車」や「他力本願」が一番危険なのである。


中村うさぎ『美人になりたい』 パート5へ続く
たかの友梨ビューティクリニック
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