中村うさぎ『美人になりたい』 パート6

中村うさぎさんの本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』からの抜粋パート6です。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート1
中村うさぎ『美人になりたい』 パート2
中村うさぎ『美人になりたい』 パート3
中村うさぎ『美人になりたい』 パート4
中村うさぎ『美人になりたい』 パート5

だから私は、「整形したことを人に言えない」という人には、「整形」を薦めたくない。
「整形」を「恥じ」だと思うのなら、そんな自分が恥ずかしいと思うようなこと、最初からしなきゃいいのである。
そういう人は、たとえ整形が成功しても、「みんな、私が整形したと思ってるんじゃないかしら」などと考えて冷や汗をかき、結果、ますます不自由な人生を送ることになると思う。意中の人と恋に落ちても「いつ整形がバレるか」みたいなことを気にかけなきゃいけないし、そんなビクビクした人生、楽しいかしら?
整形って、「楽しい人生を送る」ためにするもんでしょう?
べつに私みたいに大々的に言いふらす必要はないけどさ、もし誰かに「整形したの?」と聞かれた時にドギマギしたり嘘をついたりしてしまいそうなら、いっそ整形なんかしないほうがいいのよ。
ねぇ、そう思わない?
自分のやったことを堂々と認められないのは、「自己責任」を取れないってことじゃない?
そんな自分ですら責任取れない行為、誰が責任取ってくれるというの?

皆さん、私はね、心から思うの。
綺麗になりたいと思うのは全然悪いことじゃない、なのに「整形美人はインチキ」だなんて思っちゃうのは、自分で自分の可能性を狭めているに過ぎないのよ。
メイクをしたりアクセサリーをつけたりして自分を綺麗に演出するのと同様、「整形」は「綺麗になりたい」欲をかなえてくれるひとつの手段でしかない。
そこから先の人生は結局、自分で作っていくものだし、劇的な人生なんてどうせ訪れないんだから「インチキ」って言うほど大層な事じゃないんだよ。
整形で変るのは単に「顔」だけ。
あとは「自分自身」の問題。
皆さん、そこを踏まえて整形なさってね。


始めのコスメ企画でどんな化粧品を使われたか、アートメイク、奥二重埋没法のプチ整形ボトックス注射ヒアルロン酸注射フェイスリフトの整形手術を受けてる時やその後の様子、その時々の気持ち、周りの反応などが書かれてるので、『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』超お薦めでするんるん

中村うさぎ『美人になりたい』 パート5

中村うさぎさんの本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』からの抜粋パート5です。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート1
中村うさぎ『美人になりたい』 パート2
中村うさぎ『美人になりたい』 パート3
中村うさぎ『美人になりたい』 パート4

そう。
私は全ての人に「整形」を薦めようとは思わない。
世の中には「整形してはいけない人」というのがいて、それは何を隠そう、「自己責任の取れない人」なのだ。
自分では何の努力もせず、素晴らしい人生がそこから始まる」などと無邪気な、そして他力本願100%な幻想を抱いている人間。
そういう人は「整形」には向かない。
某テレビ番組には「整形したら人生が変る!」と言わんばかりの人を多く見かけるが、顔が変ったくらいでひとりの人間の人生がそんなに簡単に変るワケないのではないか。

整形なんて、あくまで「自己満足」の問題なのである。
その人がいい気持ちになれば、それでよし。
シンデレラみたいな物語までドクターに要求してはいけません。
「顔」を変えるのは他人の力を借りられるが、「自分の物語」を変えるのは自分自身にしかできないことを、皆さん、よく肝に銘じてくださいね。
整形によって何かのチャンスが増えるということはあり得るが、そこから先の物語はやっぱり「自分」で作っていくしかないのよ。
そして、何にでも他力本願な人間は、たとえチャンスが増えてもそれを活かす能力に欠ける。
「整形して顔を変える」のが人生の目的じゃない、「整形してからどんな人生を送りたいのか」「整形後の物語をどのように積極的に描いていけるか」という問題こそがテーマになるのだから、そこを踏み違えると大変な後悔をするハメになるのだ。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート6に続く

中村うさぎ『美人になりたい』 パート4

中村うさぎさんの本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』からの抜粋パート4ですが、今回からはその中でも女性セブン2003年2月20日号に掲載された部分からの抜粋です。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート1
中村うさぎ『美人になりたい』 パート2
中村うさぎ『美人になりたい』 パート3

そんなワケで、ついに顔にメスまで入れてしまった中村うさぎ44歳、ただいまの心境はというと、「整形してよかった!」
これである。
このひと言に尽きる。
あんな変人であるが、高梨院長の腕は確かであった。
痛みもなかったし、たいして腫れなかったし、顔の神経がおかしくなったというような後遺症もなく、彼が言ったとおりに輪郭も引き締まってシャープになり、私としては大満足の仕上がりだ。
これもすべて、私と高梨院長の間に信頼関係があったからだと思う。
整形をする時、患者はある程度「自分の顔を手放して預ける」という心構えを迫られる。その心構えができていないうちに手術に踏み切ったら、何か不満が残った時に「先生が私の顔をこんなにした!」という恨みが残ってしまう。
そこには「自己責任」という意識が皆無である。
自分の顔を預けられる決意をした以上、「もし満足できなかったらどうする?」という問いかけを必ず自分にすべきではないか。
そして「大丈夫。この人になら預けてもいい」と納得できるまで、ドクターと何度も話し合うべきであるし、その際には「自分の顔をどうしたいか」どいうイメージを明確に持っていなければ話にならない。
とことん話し合い、どうしても話が合わないようなら(整形はセンスの問題でもあるので、ドクターと自分の美的感受性が一致しないのは大きな不安材料となる)わかってくれるドクターを捜していろんな病院でカウンセリングを受けまくる、というのもひとつの方法だ。
とにかく「見切り発車」や「他力本願」が一番危険なのである。


中村うさぎ『美人になりたい』 パート5へ続く

中村うさぎ『美人になりたい』 パート3

中村うさぎさんの本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』からの抜粋パート3です。

なお、
中村うさぎ『美人になりたい』 パート1
中村うさぎ『美人になりたい』 パート2
を読んでない方は、まずそちらを読んで下さいねるんるん

コンプレックスについても、整形が成功して顔のコンプレックスがなくなった場合に、一気にコンプレックスがなくなるわけではないのね。
自分嫌いの人って、根っこは顔のことくらいではないんですよ。
本当は直面すべきコンプレックスの核があって、エクスキューズとして「だってブスだもん」「だってデブだもん」っていうコンプレックスがたちはだかっているんだと思うんです。
私は核になる自分嫌いに到達したいから、どうして自分を好きになれないのかっていう核に到達するには「だってブスだし」っていうのを解決したかったんです。
ひとつひとつの障害を外していくと、核心に迫れるっていうふうに考えたわけです。
それも幻想なんだろうけど、私にはそういう幻想があるんですよ。
そういうふうに思ってないと、整形した後に「こんなはずじゃなかった」ということになると思うの。
「やっぱりモテない」「自分を肯定できない」ってことになっていく。
自分を肯定する前に、目の前にあるものを1つずつどけていくための一つの手段として、整形があるんだ、くらいに思ってないと。

たかが顔だということがわかって、私はよかったですよ。
たかが顔、されど顔、という部分がわかった。
その上で、私はどうしていくのか。
自分の生き方を見つめる手段として、整形があったと思ってたから。
整形をものすごく過信して夢を抱きすぎているのは、整形をものすごく恐がっている以上に、整形に復讐されると思う。

次回中村うさぎ『美人になりたい』 パート4は、女性セブン2003年2月20日号に掲載されたものからの抜粋が始まります。

お楽しみにわーい(嬉しい顔)

中村うさぎ『美人になりたい』 パート2

中村うさぎさんの本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』からの抜粋 パート2です。

前回の中村うさぎ『美人になりたい』 パート1を読んでない方は、まずは←を読んでね。

私は、整形したことには理由がありました。
顔に関するコンプレックスがあったけど、ひとつは、整形することで自分がどう変るかを、世間の人に言いたかった。
整形せずに「整形反対」って言うくらいだったら、やってみて「こう思いました」と言いたかったのね。
失敗したら失敗したでネタになるっていうのは、そういうことなの。
失敗したら、それを受け入れる気もあるわけ。

皆さんは私ほどイロモノになる必要はないけどね(笑)。
でも、整形したことで、その後のことを変えていきたいのであればいいけど、痩せればモテるとか美人になれば玉の輿にのれるんじゃないかっていう発想をしている人は、先生にまかせっぱなしになってしまう。
「おまかせします」だと、出来に満足できなかった時に、先生のせいになってしまうし、それで整形ジプシーになってしまったりもする。
何もかも受け身な人はダメ。
「私は整形することで、こうしたい。それをするためには、今の顔がねっくになっている」というくらいのことで整形するべきだと思う。
そのかわり、思い通りにならなかったら、その結果も受け入れるつもりがないといけないよね。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート3に続く

中村うさぎ『美人になりたい』 パート1

中村うさぎさんって、アンチ・エイジングのためレチノールやビタミンCなど使った「25ans」のコスメ企画から始まり、アートメイクに奥二重埋没法のプチ整形、ボトックス注射ヒアルロン酸注射、ついにはタカナシクリニック院長である高梨真教先生の勧めから奥菜恵をめざしてフェイスリフトの美容整形手術もチャレンジされた方。

その体験本『美人になりたいーうさぎ的整形日記 』を友人が貸してくれ、今読んでいるのですが、「整形をしたい人にとって、大事なことは何ですか?」という質問に対して答えられてる部分、プチ整形や美容整形に興味のある方に辛口ですがすっごくためになると思うので、一部ご紹介したいと思います。(一部と言っても長いので、数回になると思いますが、ついてきてくださいね。わーい(嬉しい顔)

では、第1回目始めま〜す。

整形したことと整形した自分を受け入れられるかどうか、自分の胸によく尋ねたほうがいいですね。
整形したことが恥ずかしいと思うくらいなら、しないほうがいい。
そういう人って、何もかもが受身なんですよ。
自分の身に幸福なことがふりかかってくるとか思ってて、いつも自分が「される」側なの。
自分が何かをして、その結果があるのではなくて、他力本願に生きている人は、整形しても他力本願なんですよ。
何も替わらない。
整形したことで自分をこうしようという、強い意思があって、整形という行動を通して積極的に変える気があれば変るだろうけれど、何かいいことがあるかも、素晴らしい恋ができるかも、って思っている人は、その後の人生も受身だから、何も変らないんですよ。
人は、顔が変ったくらいで、何も変らないです。

中村うさぎ『美人になりたい』 パート2へ続く
たかの友梨ビューティクリニック
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